【手形】約束手形の種類・使い方・処理方法について徹底解説

▶簿記3級テキスト

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「手形」とは?

手形とは,取引金額と期日などが書かれた紙切れのことで,商品売買などの代金のやり取りの際に用いられる。手形を受け取った人は,期日前にその手形を銀行に持っていくことでお金に換えることが出来,商品代金の支払いとして使用することもできる。

手形には2種類あり,「約束手形」と「為替手形」がある。簿記3級では,「約束手形」を学習します。

また,「約束手形」は,「受取手形」と「支払手形」に分けられます。

「手形」の使い方

「支払手形」の使い方

例題で説明します。

” A社は,B社より商品70,000円を仕入れ,代金は約束手形を振り出して支払った ”

仕入代金の支払いの為に,「約束手形」である「支払手形」を払い出します。

「受取手形」の使い方

例題で説明します。

” B社は,A社に商品70,000円を販売し,代金は約束手形を受け取った ”

売上代金を「約束手形」である「受取手形」で受け取った。

「支払手形」の期日処理について

例題で説明します。

” A社はB社に対して,以前振り出していた約束手形70,000円の期日が到来したので,当座預金口座を通じて支払いを行った ”

「受取手形」の期日処理について

例題で説明します。

” B社はA社より受け取っていた約束手形70,000円の期日が到来したので,当座預金を通じて受取を行った ”

「商取引」と「金融取引」での違い

「手形」は「商取引」(商品売買)だけでなく,「金融取引」(お金の貸し借り)でも使用されます。

この場合,「商取引」での「手形」と,「金融取引」での「手形」はしっかり区別されます。

「金融取引」での「手形」は,「手形貸付金」と「手形借入金」の2つに分類されます。

「手形貸付金」の使い方

例題で説明します。

” A社は,B社より約束手形を受け取り10,000円を現金で貸し付けた ”

「手形借入金」の使い方

例題で説明します。

” B社は,A社に対し約束手形を振り出して10,000円を現金で借り入れた ”

まとめ

このように商品売買やお金の貸し借りで,直接代金を払う・受け取る代わりに,「手形」という紙切れを払い出す・受け取ることで,取引を成立させている。「手形」という ” 支払い・受け取りの約束書 “ を使って,取引をより円滑に動かしている。ここでは「商取引」での手形2種,「金融取引」での手形2種,合計4種説明しました。全て試験に出る内容なので,しっかりインプットしましょう。

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