
現金についてを学んでいこう
「現金」とは?

現金とは,硬貨や紙幣,通貨代用証券など,すぐに支払いに使える価値のあるものを指します
会計の五大要素は「資産」に分類されます。貸借対照表へ記載します。
現金の種類について

現金に種類があるの?

現金と聞くと一般的には硬貨や紙幣といった「通貨」を思い浮かべるよね
簿記上の現金とは,硬貨や紙幣などの通貨以外も存在します。
それが「通貨代用証券」というものです。

「通貨代用証券」には次の5種類あります


簿記3級では,「他人払出小切手」「郵便為替証明書」「送金小切手」のみ学びます
内容が詳しく知りたい方は,下の詳細をクリック!
他人振出小切手とは?
他人(=取引先など),振出(=支払う),小切手(=お金を支払う際に使う証書のこと)なので
”取引先があなたに対して支払った証書”のことです。通貨の代わりに証書で取引をするということ
郵便為替証書とは?
郵便局が扱っている簡易で確実な送金手段のことです。
郵便為替証書を郵便局に持っていくと現金に換えてもらえるので,現金として扱います。
送金小切手とは?
銀行が扱っている送金手段のことで,「郵便為替証書」の銀行版と考えればいいです。

現金には,紙幣,硬貨,通貨代用証券(3種類の証券)があることを覚えておこう
【練習問題】
次のうち,現金に該当するものを答えよ
1.普通預金の残高証明書
2.郵便切手
3.配当金領収証
4.他人振出の小切手
5.自社振出の小切手
6.他店の商品券
7.送金小切手
8.郵便為替証明書
解答
答え:3,4,7,8
1.普通預金の残高証明書 ⇨ ×(預金)
2.郵便切手 ⇨ ×(通信費/貯蔵品)
3.配当金領収証 ⇨ 〇(支払期間内は現金同等物)
4.他人振出の小切手 ⇨ 〇(現金化できる)
5.自社振出の小切手 ⇨ ×(当座預金の支払)
6.他店の商品券 ⇨ ×(換金性がない)
7.送金小切手 ⇨ 〇(現金と同様に扱う)
8.郵便為替証明書 ⇨ 〇(現金と同様に扱う)

現金については理解しました!




コメント