【商品売買①】分記法,3分法について解説

簿記

商品売買の仕訳方法パターンについて説明します。

商品売買の仕訳方法には,「分記法」と「3分法」「総記法」があります。簿記3級では,「分記法」「3分法」について学びます。

「分記法」とは?

「分記法」とは,

”「商品」いくらで仕入,何で代金を受け取ったのか?”

”「商品」をいくらで売り,「商品」がどれだけ減り,「収益」がどれだけ出たのか?”

商品の売買のたびに,「商品」勘定を直接増減させて記入する方法です。また,原価と利益を分けて書く特徴もあります。

例題で説明します。

Q:原価500円の商品を600円で販売した。代金は現金で受け取った。

A:商品(資産)が減り,現金(資産)が増えます。この取引によって損益が発生した。

閃いた人
閃いた人

「分記法」の特徴は,商品の増減を「商品」勘定で処理することか!

「3分法」とは?

「3分法」とは,

”いくらで「仕入」をして,何で代金を払ったのか?”

”いくら「売上」て,何で代金を受け取ったのか ?”

「3分法」は,商品の売買を次の3つの取引で記録する方法です。

「仕入勘定」「売上勘定」「繰越商品勘定」の3つです。

例題で説明します。

Q:原価500円の商品を600円で販売した。代金は現金で受け取った。

A:「分記法」とは違い,販売時点では「原価」の仕訳は行いません。

閃いた人
閃いた人

「3分法」では,「仕入」「売上」勘定で処理

まとめ:「分記法」「3分法」の比較イメージ

「商品」が「仕入・売上」に代わっているのが最大の差です。

ちなみに,簿記試験では「3分法」がメジャーですので,基本は「3分法」をマスターすれば問題ないです。問題文で仕訳法の指示がない場合には,「3分法」で解答しましょう。

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