
現金・当座預金・小口現金・現金過不足についてを学んだら
補助簿についても学習しておこう!

帳簿について
補助簿について学ぶ前にまず,帳簿の種類について知っておきましょう

簿記で使用する帳簿には大きく分けて2種類あります。
「主要簿」「補助簿」です。
主要簿とは
「主要簿」とは,会社の取引を記録・整理して,決裁書を作るためのツールのことです。

「主要簿」は,「仕訳帳」と「総勘定元帳」の2種類があります。
「仕訳帳」とは,全ての取引を発生順(時系列順)に記録した帳簿のこと
「総勘定元帳」とは,仕訳帳から転記された仕訳を勘定科目ごとに整理した帳簿のこと


「主要簿」は,取引を日付で記録したもの
「総勘定元帳」は勘定(上図でいうと現金)ごとに仕訳の内容を記録したもの

「仕訳帳」と「総勘定元帳」の中身を覚える必要はないわ!
主要簿=仕訳帳+総勘定元帳だけ覚えてね!
補助簿とは
「主要簿」を作るための補助をする帳簿のことです。

「補助簿」は,「補助記入帳」と「補助元帳」の2種類があります。
そして「補助記入帳」と「補助元帳」の中には様々な補助簿があります。


それぞれの補助については別ページでしっかり解説するから安心して
また,「主要簿」同様の中身を覚える必要はないわ!
「補助簿」=「補助記入帳」+「補助元帳」(それぞれ種類ごとの補助簿がある)とだけ覚えて

では補助簿の意味も分かったところで,現金・預金編の補助簿について学習しよう
現金・預金編の補助簿3種類について

現金・預金編で使用される補助簿は3種類あります。
「現金出納帳」「当座預金出納帳」「小口現金出納帳」の3つです。
「現金出納帳」とは

「現金出納帳」とは,「現金勘定」を管理する補助簿です。

フォーマットはこんな感じ!


中身を軽く説明すると,「取引された時期」「摘要(取引内容)」「収入・支出」「残高」が記入されています。

現金の取引に特化した補助簿ってことね
いつ,なぜ,どうなったが一目でわかるわね
「当座預金出納帳」とは

「当座預金出納帳」とは,「口座預金」を管理する補助簿です。

フォーマットはこんな感じ!


中身を軽く説明すると,「取引された時期」「摘要(取引内容)」「預入・引出」「借または貸(増える場合は「借」減る場合は「貸」)」「残高」が記入されています。

当座預金の取引に特化した補助簿ってことね
いつ,なぜ,どうなったが一目でわかるわね
「小口現金出納帳」とは

「小口現金出納帳」とは,「小口現金」を管理する補助簿です。

フォーマットはこんな感じ!


中身を軽く説明すると,「受入(初めにいくら小口現金をもらったか)」「取引時期」「摘要(取引内容)」「支払」「内訳(何にいくら使ったか)」

小口現金の取引に特化した補助簿ってことね
「現金出納帳」「当座預金出納帳」とは見た目がちょっと違うわね
おわりに
・帳簿には2種類あり「主要簿」と「補助簿」がある
・「主要簿」には「仕訳帳」「総勘定元帳」の2種類がある
・「補助簿」には「補助記入帳」「補助元帳」の2種類がある
・現金・預金関係の補助簿は「現金出納帳」「当座預金出納帳」「小口現金出納帳」がある

補助簿について学んだけど,中身の構成について全く触れてないけど大丈夫?

私が問題集や実際の試験を受けた経験上,「補助簿を完成させなさい」って問題はほとんどないの。実務的に使用したい人やもっと詳しくなりたい人はもちろん勉強すべきですが,時短で資格を取りたいひとはスキップね

そうなの!?では,ざっくり内容だけ理解して次に進みましょう!





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